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店長日記

鍵穴に異物!?


タマには鍵屋さんの話題を一つ。
お母さんらしい方から焦った声で電話を戴きました。
「玄関の鍵穴に鍵が入りきらず、家の中に入れない!どうも息子が何か・・・」

「細い木の枝で開けようとして鍵穴に突っ込んだまま折れてしまったみたい・・・」

出掛けているお母さんより早く帰ってきた息子さん(小学3年生)が早く家に入りたくてドラマか映画のシーンを真似して細いものを鍵穴に入れて開けようとしたようです。そこへ帰ってきたお母さんがそんなことはつゆ知らず鍵を無理に突っ込んで余計どツボに・・・。

この手の話はよくあります。殆ど同じパターンです。入れるものは落ちていた木の枝、ゼミクリップ、安全ピン等々いろいろです。

ドラマや映画などではあまりに短時間に開けてしまうので開くような気がするのでしょうね。

大抵は、小学3年から中学1年生くらいの男子。一番好奇心の旺盛な時期なのでしょう。
ほぼ例外なくカンカンのお母さんを前に、取敢えずそのお子様の前では、「まあまあ」と取り成します。「お子様は正常な好奇心を持っているという事ですよ。でも鍵穴は中味も知らずに挑戦してもダメだということが分かったよね?もう次はしないよね?」と。
とはいうものの、予期していなかった出費は痛いですよね。

「全く面倒をかけて、おじちゃんにお礼を言いなさい!!」または「おじちゃんに謝りなさい!」「いやいや、私は大丈夫ですから・・。今後は気を付けてね。」そんなやりとりで帰ってきます。

殆どの場合は取れますが、偶に鍵穴の中で小さな破片が残った場合や、魚の骨のようになった場合に除去が困難な場合があります。

お子様には「偶然は無いのだ」とお教え下さい。

ただ、私の経験では1回だけ20歳台の男性が犯人という事がありました。その時は「そんな方法で開くわけありませんよ」と言ったままその後の言葉が見つかりませんでした。